一橋大学森有礼高等教育国際流動化センター 公開セミナー
「国際流動化時代の大学ガバナンス」 のご案内

University Governance in an Age of Global Mobility

日時

2015年2月27日(金) 14:30~17:30

場所

一橋大学東キャンパス第三研究館3階 会議室

プログラム

司会:松塚ゆかり (一橋大学)

講演1
 演題:高等教育のグローバル化、学生の流動化、卓越政策
  (Globalization, Students Mobility and Excellence Policy)
 講師:ベルナール・ユゴニエ(コレージュ・デ・ベルナルダン研究部長、元 OECD教育部次長)
14:30~15:30

講演2
 演題:日本の大学ガバナンス― 自治、使命、流動化
  (University Governance in Japan — Autonomy, Mission, and Mobility)
 講師:山本 眞一(桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科 教授)
15:30~16:30

コメント
 György Nováky(一橋大学森有礼高等教育国際流動化センター 教授)
16:30~16:45

ディスカッション
16:45~17:30

研究会の風景

まず、ユゴニエ氏から、高等教育を取り巻く状況の変化と学生の移動の現状、グローバル化に伴う大学行政改革の必要性、さらに卓越政策に関してエリート主義的、または社会的な二つの異なるアプローチがあることを講義いただきました。次に、山本教授からは日本の大学ガバナンスについて、国際比較からみた日本の大学ガバナンスにおける特殊性、日本の大学改革に関する社会的・歴史的背景と現状、また日本の高等教育史についてお話しいただきました。2人の発表を受け、ノヴァキー教授からは教育の商品化が進んでいるとの問題提起がなされ、これからの高等教育において学生主体の改革への期待が述べられました。質疑応答では、流動化を可能にする大学行政のありかたについて議論し、それぞれの立場から多様な意見を交換する機会となりました。

発表資料 (pdf)

Dr.Hugonnier “Globalization, Students Mobility and Excellence Policy”
Prof.Yamamoto “University Governance in Japan — Autonomy, Mission, and Mobility”