森有礼高等教育国際流動化センターの開所式

日時

2014年5月27日(火)

場所

一橋大学 国立東キャンパス第三研究館


高等教育の高度化・国際化・流動化を巡る諸課題を包括的に研究し、高質なモビリティーを促進する制度及び活動を企画設計、配信することを目的に設立された森有礼高等教育国際流動化センターの開所式が挙行されました。

来賓として、文部科学省から、豊岡国立大学法人支援課長及び合田学術研究助成課長、フローニンゲン大学(オランダ)から、欧州のチューニングネットワークを組織・運営してきたローベルト・ワーヘナール教授、また、初代文部大臣であり、商法講習所(一橋大学の前身)創設者の森有礼氏の曾孫である森有一・典子ご夫妻等を迎え、大学関係者を含め大勢の参加者の下で執り行われました。

本センターの名称には、日本が貿易国家を目指すにあたり、商業教育の振興と充実により世界に通用する商業人材の育成が必要と考え商法講習所を創設するとともに、イギリス・UCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)への留学をはじめとする豊富な国際経験に基づき、初代文部大臣として様々な教育改革を実践し近代教育制度の確立に尽力した森有礼氏の考え方を継承し発展させるという思いを込め、同氏の名前を冠することとしました。

冒頭、山内学長の挨拶では、現代の教育が直面する課題に触れ、本センターが森有礼氏の教えを継承し、世界的にも著名な研究機関へと発展することへの期待が寄せられました。続いて豊岡課長から祝辞が述べられた後、落合センター長から本センターの概要説明が行われ、グローバル化時代における高等教育のあり方、またそれに対応するチューニング事業への取組みが紹介されました。その後、本センターの看板除幕式が、山内学長、豊岡課長、森有一氏及び落合センター長により執り行われ、真新しい看板が披露されると参加者から大きな拍手が寄せられました。

今後、本センターはモビリティー計画の先進地域であるEU及び北米の諸大学並びに関連機関と連携し、またアジアのパートナー組織と共同で、高度なグローバル人材の育成に貢献します。

学長挨拶
センター概要