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「チューニング」の実践と普及 国際フォーラム
EU Studies Institute 共催
- 日時
- 2013年2月28日(木)14:00~18:00
- 場所
- 如水会館「松風の間」 *日英同時通訳がつきます。
- 参加費
- 無料
- 発表資料・内容
-
発表資料
- 「一橋大学のチューニング事業」(PDF) 松塚 ゆかり 一橋大学・大学教育研究開発センター教授
- "EU Mobility Program and Tuning"(PDF) Richard Kelner, Delegation of the European Union to Japan
- "Tuning for the World's eyes"Clifford Adelman, Institute of Higher Education Policy, Washington D.C.
- 「チューニングの世界的展開―日本への示唆」(PDF) 深堀 聰子 国立教育研究所
- 内容
多くの方々に参加いただきました。ご来場ありがとうございました。
趣旨
「チューニング」は、大学教育における科目やコースの到達目標、養成されるコンピテンス、教育に必要なリソースを明確に定義しこれを大学間で共有することにより、教育の質を保証しつつ学生や研究者の大学間交流を促進しようとする試みです。チューニングによりカリキュラムの比較対応性と互換性が確保され、単位が組織や国を越えて加算・累積できることとなり、ダブルディグリーや共同学位の学術的意義も確かになります。チューニングは欧州に始まり、南北アメリカ、ロシア、オーストラリアへと拡大しており、留学や研究交流の機会を増大させようとする日本にとって重要な導入課題です。
平成23年4月、山内進 一橋大学長は大学運営の基本方針「一橋大学プラン135―『スマートで強靭なグローバル一橋』の確立を目指して」を発表し、教育の「高度化」「国際化」「多角化」を推進することを掲げました。その実現の一環として平成24年度から大学戦略推進事業としてチューニング事業を開始しました。一橋大学ではこれまでも国際的競争力を有する「文理共鳴型人材」の育成を目指して国内連携大学を中心に単位互換を推進するとともに、国外有数の大学と交流ネットワークを構築してきました。その実績を基盤に今後さらに分野を交差する水平的融合を拡充する一方、上位課程への垂直的移行を容易にする「横と縦」のチューニングを実践しその成果を配信していきます。
本シンポジウムの前半では、一橋大学におけるチューニング事業を紹介します。後半は、欧州連合代表部より講師をお迎えしてEUの交流計画を学び、またチューニングの国内外専門家による講演を通して世界的に拡大するチューニングの実践と成果を共有するとともに、日本における今後の可能性を検討します。
プログラム
司会:中西 優美子 一橋大学法学研究科教授【挨拶】
山内 進 一橋大学長【趣旨とキーノート: 教育におけるミッションとチューニング】
落合 一泰 一橋大学理事・教育担当副学長14:10~14:40【一橋大学のチューニング事業】
松塚 ゆかり 一橋大学・大学教育研究開発センター教授14:40~15:10 --- 休憩 ---【第1講演: EU Mobility Program and Tuning】
Richard Kelner, Delegation of the European Union to Japan15:30~16:00【第2講演(基調講演): Tuning for the World’s Eyes】
Clifford Adelman,Institute of Higher Education Policy, Washington D.C.16:00~17:00【第3講演: チューニングの世界的展開―日本への示唆】
深堀 聰子 国立教育研究所17:00~17:30【パネル討論】
落合 一泰, Richard Kelner, Clifford Adelman, 深堀 聰子 モデレーター: 松塚 ゆかり17:30~18:00 ポスター(pdf)- お問合せ先
- 一橋大学・大学教育研究開発センター事務室 (及川・森田)
- TEL :042-580-8996